はじめに
パルテナというゲームには、実に多くの種類の神器が存在しています。
これらの神器の多くは、射撃のパラメータの調整によって個性が付けられています。さらに、同じ種類の神器であっても、スキルを変えることで、各種パラメータを変化させることもできます。
これからの数回の記事で、射撃の各種パラメータを分解して考えていきたいと思っています。
どのような射撃を持つ神器が強いのか、さらに、スキルでどの部分を伸ばせば良いのかといったことについて考察する予定です。
- 第1回-弾速編
- 第2回-基礎攻撃力編
- 第3回-射程・誘導・大きさ編
- 第4回-相殺・弾耐久・貫通編
の全4回予定。
初回の弾速編では、射撃の弾速による強みについて書いてみました。
弾速は撃ってから相手に届くまでの時間
弾速が速いほど、射撃してから相手に届くまでの時間が縮まります。さらに言えば、相手に届いてから相手から離れるまでの時間も縮まってきます。
このことを考慮した上で、速い弾、遅い弾の特徴を書き並べてみましょう。
速い弾の特徴
- 見てから回避させづらい
- 確定を拾いやすい
- ステップを狩りやすい
遅い弾の特徴
- 弾同士をぶつけやすい
- 相手の行動を制限できる
- 判定を重ね続けやすい
速い弾の特徴
先ほど、見てから回避させづらい、確定を拾いやすいと記しました。
つまり、相手は正確な反応を維持できなければリスクを回避できないが、自分はそれなりに猶予のある反応でもリターンが取れていくわけです。
速い弾は、当たる機会が多く、安定して火力を取れる攻撃手段だと言えます。
次に、ステップを狩りやすいということについて考えてみましょう。
ファイターから半径10m程度の範囲には、回避判定が存在しています。
ステップを狩るには、相手がステップを踏んだ際、回避受付時間中には回避判定外に弾が存在し、回避受付時間が終わったステップの硬直中に弾を当てる必要があります。
相手が前に踏み込んだ際は、弾速の遅い神器であっても、ステップを狩れることもあるでしょう。しかしながら、相手が下がるステップを狩るためには、それなりの速さの弾速が必要になってきます。
射撃で相手のステップを狩ることの重要性が高いゲームではありませんが、相手の置きのステップを狩れるような置きの射撃という立ち回りができるのも、速い弾の特徴です。
遅い弾の特徴
遅い弾の特徴として書いたものは、その射撃が脅威であるか否かで、それがメリットになるか、デメリットになるかが変わります。
たとえば、弾速は遅くても射撃防御+4すら一撃で倒せるほどの火力を持つ弾であれば、徹底した回避を心がけると思います。一方、当たったところで特に痛くない射撃は、さほど回避に集中することはないし、もし回避したとしても、それは無敵時間のプレゼントぐらいにしかなり得ません。
なお、射撃の脅威というのは、単に火力のみならず、射程、誘導、相殺等まで考えた、総合的な弾の強さのことです。
弾速が遅いと、相手に届くまでの時間が長くなり、自分の射撃と相手の射撃とがぶつかる機会が多くなります。つまり、弾同士をぶつけやすくなります。
これをメリットとするには、こちらの射撃が一方的に勝てるか、こちらの立ち射撃と相手のダッシュ射撃が相打ちになる必要があります。
具体的な数値で言えば、射撃の相殺値が5以上であると良いでしょう。
また、弾速が遅ければ、着地や、ジャンプ台での移動のような、隙を見せるタイミングにおいて、射撃を壁として身を守るような使い方もできるようになります。
相手の行動を制限しやすいということについて。
回避のタイミングや、連続での回避を強制させやすいことはもちろん、不用意なステップを縛ったり、弾の位置の確認のために視界を制限させたりもできます。
プレイヤー側にもゲーム側にも、弾へ意識を向けさせることができるのが強みです。
弾が相手に近づいてから離れるまでの時間が伸びると、相手に弾の判定を重ねやすくなります。
この特徴を活かすには、相手が回避した先にも判定が残るような、弾の大きさや、弾の誘導性が重要となります。
代表的な神器は、誘導を強化した衛星ホーミングアイ。
相手に判定を重ね続けられると、相手に連続での回避を強制できますし、回避スキルのない天使であれば、回避のみで拒否することが不可能な射撃となります。
まとめ
速さが重要なことは多くの人が認識していると思いますが、時には弾の遅さも有効となるんですね。
立ち回りの上では、自分の神器の射撃特性に加え、相手や味方の神器の射撃特性まで理解し、拒否や連携を考えていけると良いと思います。
さて、ここまでお読みいただいた皆様は、速い弾も遅い弾も兼ね備え、幅広い立ち回りができる、素晴らしい神器をお探しかと思われます。
はい、フェニックスの豪腕です。
次回は基礎攻撃力について。
ちゃんと更新します。